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2017.10.04 【#92】海外旅行保険では、戦争危険は✕、テロ行為は〇です。

ここのところ、米朝間での非難の応酬がますますエスカレートし、不測の事態を予想するメディアや評論家も散見されるようになりました。軍事衝突だけは避けて欲しいというのが、日本のみならず世界各国の共通の願望かと思います。

 

さて、もし万が一にも米朝間で戦争となり、その戦争を原因として傷害が発生した場合、JALファミリークラブ海外赴任者総合保障制度を始めとした海外旅行保険ではカバーされるのでしょうか?

 

海外旅行保険の約款では、「戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似する事変(戦争危険)」を原因として発生した傷害については保険金を支払わない」と規程されています。従って、米朝間で軍事衝突が発生すれば「戦争」状態と見なされるので、仮に北朝鮮のミサイル攻撃により負傷したり、軍事衝突に巻き込まれてしまった場合は、海外旅行保険でカバーされないことになります。

 

なお、「テロ行為」は海外旅行保険では「戦争」と見なされないので、保険の対象となります。例えば、全米を震撼させた2004年9月11日の同時多発テロや最近ヨーロッパで多発するローンウルフによる自爆や車両の暴走等によるテロなどに巻き込まれて負傷した場合は、海外旅行保険でカバーされます。

photo: ダミー