2021.01.27 【520】Jビザ用米国民間医療保険の解説:TaiAn Exchange Select(Plan S)
TaiAn Exchange Select(Plan S)は、複数の米国大学がJ-1 Exchange Visitorに案内している米国民間保険です。
当プランの類似プランとしてTaiAn Exchange Select Six (Plan S-6)があります。既往症の待機期間が6か月となっている以外は、補内容償は同じです。
▼概要:
・引受保険会社: Sirius International Insurance Corporation
・保険管理会社: IMG
・保険ブローカー: TaiAn Financial LLC
・保険タイプ: PPOタイプ
※提携医療機関利用時(提携)と非提携医療機関利用時(非提携)で給付・自己負担条件が異なります。
・補償限度額(1事故・1疾病): $50,000、$100,000、$250,000、$500,000より選択
・免責金額:以下より選択するようになっています。(※提携、非提携共通)
① $100/1事故・1疾病
② $250/年間
③ $500/年間
・自己負担割合:
【提携】 20%(80%カバー)
【非提携】 30%(70%カバー)
・保険給付対象額: 提携、非提携にかかわらず、IMGによりUsual, Reasonable and Customary Charges(URC)*基準で保険給付対象額が決められます。医療実費とURC基準額との差額は、DeductibleやCo-insuranceとは別枠で自己負担になります。
・既往症: 12か月間の待機期間を経過した後に、$500までカバーされます。
・妊娠出産費用: カバーされません。
・Repatriation of Remains: $25,000までカバー
・Medical Evacuation: $50,000までカバー
・保険料: 例えば、本人+配偶者+子供(2名)の保険料は、$1,224.48/年(2020年)です。
※夫婦共に25才から49才で、補償限度額:$100,000、免責金額:$500/年間を選択した場合です。
▼ここに注目!
★ 「Jビザ保険条件を満たしながら保険料を安く抑えた」というのが、当プランの最大の特長です。子供の保険料は、J1本人またはJ2配偶者と同時申込の場合は無料となりますので、同行のお子様の人数が多い方にはお得なプランと言えます。
★ 当プランでは、IMGの医療機関ネットワークの利用を可としていますが、一般的なPPOプランと違い、IMGの提携医療機関のネットワークを利用した場合でも、保険給付対象額がURC基準で査定され、医療費の全額が保険給付の対象にならない可能性があります。仮に、医療費とURC基準額との差額が発生すれば自己負担になります。
例えば、$1,000の医療費がかかったとします。このうち、URC基準額が$700だった場合、差額の$300は自己負担になります。
【情報ソース】