2021.02.03 【524】Jビザ用米国民間医療保険の解説:Garnett-PowersのGPA J1/J2 Visa Health Insurance Plan(Basic)
Garnett-PowersのGPA J1/J2 Visa Health Insurance Plan(Basic)は、複数の米国大学がJ-1 Exchange Visitorに案内している米国民間医療保険です。
▼概要:
・引受保険会社: Sirius International Insurance Corporation
・保険管理会社: IMG
・保険ブローカー: Gallagher Benefit Services, Inc.
・販売代理店: Garnett-Powers & Associates, Inc.
・保険タイプ: Travel Medical Insuranceタイプ
※PPOタイプとは異なり、保険給付条件(自己負担条件)は医療機関に関わらず一律です。
・補償限度額(1事故・1疾病): $100,000
・免責金額(1事故・1疾病): $250
・自己負担割合: $5,000まで: 20%(80%カバー)
$5,000以降: 0%(100%カバー)
・保険給付対象額: 保険給付対象額は、IMGがUsual, Reasonable and Customary Charges(URC)基準に照らして妥当と判断した金額となります。仮に、医療費とURC基準額との差額が発生した場合には、DeductibleやCo-insuranceと
は別枠で自己負担となります。
・既往症: 6か月間の待機期間を経過した後に、$500/保険年間までカバーされます。
・妊娠出産費用: カバーされません。
・Repatriation of Remains: $25,000までカバーされます。
・Medical Evacuation: $50,000までカバーされます。
・保険料: 例えば、本人+配偶者+子供(2名)の保険料は、$2,952.00/年(2020年)です。
※夫婦共に25才から49才の場合です。
▼ここに注目!
★ 当プランでは、IMGの医療機関ネットワークの利用を可としていますが、一般的なPPOプランと違い、提携医療機関利用時と非提携医療機関利用時の保険給付対象額の基準の相違が明示されておらず、提携医療機関を利用しても医療費がURC基準で査定されるようになっています。
例えば、$1,000の医療費がかかったとします。このうち、IMGがURC基準額として認めた額が$700だった場合、差額の$300は自己負担になります。
★ 補償限度額が$100,000しかありません。医療費の高い米国では数日の入院でも限度額を超えてしまう恐れがあります。
【情報ソース】