【#82】海外赴任者総合保障制度活用術① 健康保険開始までの「つなぎの保険」

一般的に、ポスドク(有給ポジション)でアメリカの大学に赴任される場合、大学から職員用の健康保険が用意されます。但し、渡米日から大学の健康保険が有効になるまでに、数日から1か月前後のタイムラグが発生することがあり、この期間は無保険状態となってしまいます。大学によっては、大学の健康保険が有効になるまでの間を、短期の海外旅行保険に加入するように指示しているところもあります。
弊社でご提供するJALファミリークラブ海外赴任者総合保障制度では、赴任先の健康保険が有効になるまでの「つなぎの保険」の対応が可能です。具体的な手順は以下のようになります。
▼出発日よりJALファミリークラブ海外赴任者総合保障制度の基本プラン(賠償責任保険部分)に加えてオプションプラン(海外旅行保険部分)にご加入いただきます。
▼赴任先の健康保険の開始日が決まったら、同日付でオプションプランのみを解約していただきます。
▼オプションプランの解約保険料を返金いたします。
JALファミリークラブ海外赴任者総合保障制度は、基本プランとオプションプランの2本立てになっていますので、このような対応が可能となります。オプションプランの解約後も、基本プランに含まれる2億円の個人包括賠償責任保険*(通称:個人アンブレラ保険)は有効です。
他方、一般的な海外留学保険や海外駐在保険では、賠償責任保険部分が予めセットプランに組み込まれております。したがって、上記のように賠償責任保険部分を残し海外旅行保険部分のみを解約することができないので、赴任先の健康保険が有効になった後もそのまま保険を継続するか、全解約するか、いずれかを選択するしかありません。
*個人包括賠償責任保険:自動車事故による賠償責任や借家人賠償責任をカバーします。