【506】Jビザ用米国民間医療保険の解説:IMGのPatriot America
IMGのPatriot Americaは、複数の米国大学がJ-1 Exchange Visitorに案内している米国民間医療保険です。
Patriot AmericaはPatriot Travel Medical Insuranceのプランの一つで、他にPatriot International(保険適用地域:米国含まず)があります。
▼概要:
・引受保険会社: Sirius International Insurance Corporation
・保険管理会社: IMG
・保険タイプ: PPOタイプ
※提携医療機関利用時(提携)と非提携医療機関利用時(非提携)で給付・自己負担条件が異なります。
・補償限度額(1事故・1疾病): $50,000、$100,000、$500,000、$1,000,000より選択
・免責金額(1事故・1疾病): $0, $100, $250, $500, $1,000, $2,500より選択
・自己負担割合:
【提携】 0%(100%カバー)
【非提携】 $5,000まで20%(80%カバー)
$5,000~補償限度額までは0%(100%カバー)
・保険給付対象額:
【提携】 保険給付協定額として全額が保険給付の対象となります。
【非提携】 保険管理会社がUsual, Reasonable and Customary Charges(URC)基準で妥当と判断した金額が保険給付対象額となります。仮に、医療費とURC基準額との差額が発生した場合は、免責金額や自己負担割合とは別枠で自己負担となります。
・既往症: カバーされません。
・妊娠出産費用: カバーされません。
・Repatriation of Remains: 選択した補償限度額までカバーされます。
・Medical Evacuation: $1,000,000までカバー されます。
・保険料: 例えば、本人+配偶者+子供2名の保険料は、$4,571.62/年(2020年)です。
※夫婦共に30才から39才の場合で、補償限度額:1,000,000、免責金額:$0を選択した場合です。
▼ここに注目!
★ 提携医療機関と非提携医療機関で給付条件が異なり、非提携医療機関で受診すると医療費の全額がカバーされずに自己負担額が多くなりますので要注意です。
非提携医療機関で医療サービスを受けた場合の自己負担は以下のようになります。
①免責金額まで保険が使えないので、自己負担になります。($0以外の免責金額を選択した場合)
②免責金額を超えた医療費のうち、URC基準で査定された金額が保険給付対象額となり、医療費請求額とURC基準額との差額が自己負担になります。
③URC基準額の20%が自己負担になります。
★ 入院時の病室代は一日$250が上限で、10日間までしかカバーされません。
【情報ソース】