【513】Jビザ用米国民間医療保険の解説:ISPのTrail Blazer Insurance Plans
ISP(International Student Protection)のTrail Blazer Insurance Plansは、複数の米国大学がJ-1 ExchangeVisitorに案内している民間保険です。
BasicとEliteの2つのプランが用意されており、いずれかを選択するようになっています。
▼概要:
・引受保険会社: Allied World Assurance Company
・保険管理会社:Relation Insurance Services
・保険タイプ: PPOタイプ
※提携医療機関利用時(提携)と非提携医療機関利用時(非提携)で給付・自己負担条件が異なります。
・補償限度額(1事故・1疾病): 提携、非提携共通
【Basic】 $500,000
【Elite】 $600,000
・免責金額(年間):提携、非提携共通
【Basic】 $350
【Elite】 $100
・自己負担割合:
【Basic】提携: 20%(80%カバー)
非提携: 40%(60%カバー)
【Elite】提携: 10%(90%カバー)
非提携: 30%(70%カバー)
・保険給付対象額:
【提携】 Preferred Allowance(保険給付協定額)として保険給付対象額の全額が支払われます。
【非提携】 保険管理会社がUsual and Customary Charges(U&C)基準に照らし妥当と判断した金額が支払の対象となります。仮に、医療費とU&C基準額との差額が発生した場合は、免責金額や自己負担割合とは別枠で自己負担となります。
・既往症: 6か月間の待機期間の経過後に$50,000を上限にカバーされます。 (Basic、Elite共通)
・妊娠出産費用: カバーされます。 (Basic、Elite共通)
※妊娠が保険始期日以降に開始している必要があります。
・Repatriation of Remains: 補償限度額までカバーされます。(Basic、Elite共通)
・Medical Evacuation: 補償限度額までカバーされます。 (Basic、Elite共通)
・保険料(例えば、本人+配偶者+子供2名の場合):
【Basic】 $15,084/年(2020年)
【Elite】 $21,360/年(2020年)
※上記保険料は、夫婦共に30才から40才の場合です。
▼ここに注目!
★ 提携医療機関と非提携医療機関で給付条件が異なり、非提携医療機関で受診すると医療費の全額がカバーされずに自己負担額が多くなりますので要注意です。仮に非提携医療機関で医療サービスを受けた場合の自己負担は以下のようになります。
①免責金額まで保険が使えないので、自己負担になります。
②免責金額を超えた医療費のうち、U&C基準で査定された金額が保険給付対象額となり、医療費請求額とU&C基準額との差額が自己負担になります。
③U&C基準額の40%(Basic)、30%(Elite)が自己負担になります。
【情報ソース】
ISPのTrail Blazer Insurance Plans