【511】Jビザ用米国民間医療保険の解説:INSUBUYのExchangeGuard
INSUBUYのExchangeGuardは、複数の米国大学がJ-1 Exchange Visitorに案内している米国民間医療保険です。
ExchangeGuardには、ChoiceとEssentialの2種類の保険プランがありますが、既往症の待機期間が以下のように異なる他は、補償内容は同じです。
【Choice】 6ヵ月間
【Essential】 12ヵ月間
▼概要:
・引受保険会社: Tokio Marine HCC
・保険管理会社: Tokio Marine HCC MIS Group
・保険タイプ: PPOタイプ
※提携医療機関利用時(提携)と非提携医療機関利用時(非提携)で給付・自己負担条件が異なります。
・補償限度額(生涯*): $100,000、$250,000、$500,000より選択 (ChoiceとEssential共通)
*生涯限度額:当プランに複数回加入した場合の通算限度額
・免責金額(年間): 下記①か②のいずれかを選択できます。 (ChoiceとEssential共通)
① $0、$250、$500/保険期間
② $100/1事故・1疾病
・自己負担割合: (ChoiceとEssential共通)
【提携】 下記①か②のいずれかを選択できます。
① 20%(80%カバー)
② 0%(100%カバー)
【非提携】 $0から補償限度額まで:0%
・保険給付対象額: (ChoiceとEssential共通)
【提携】 Eligible Expenses(保険給付協定額)として医療費請求額の全額が保険給付対象額になります。
【非提携】 保険管理会社がUsual, Reasonable and Customary Charges(URC)基準に照らして妥当と判断した金額となります。仮に、医療費がURC基準額を超過した場合には、DeductibleやCo-insuranceとは別枠で自己負担となります。
・既往症: 以下の待機期間経過後に$500/保険年間までカバーされます。
【Choice】 6ヵ月間
【Essential】 12ヵ月間
・妊娠出産費用: カバーされません。(Choice、Essential共通)
・Repatriation of Remains: 医療費の補償限度額までカバーされます。 (ChoiceとEssential共通)
・Medical Evacuation: $1,000,000までカバーされます。 (ChoiceとEssential共通)
・保険料(例えば、本人+配偶者+子供2名の場合):
【Choice】 $4,146.40/年(2020年)
【Essential】 $4,818.00/年(2020年)
※上記保険料は夫婦共に30才から39才で、補償限度額:$500,000、免責金額:$0、自己負担割合:0%を選択した場合です。
▼ここに注目!
★ 非提携医療機関利用時の自己負担割合が0%となっておりますが、非提携医療機関利用時の医療費が全額カバーされるということではなく、URC基準額の100%がカバーされるということになります。医療費の高い米国では、医療費とURC基準額との差額は相当な自己負担になる可能性がありますので、注意が必要です。
★ $100/1事故・1疾病の免責金額を選択した場合、風邪やちょっとした発熱で医師の診察を受けるたびに$100まで保険が使えません。診察頻度の高い小さなお子様を同行される方には不向きでしょう。
【情報ソース】