【521】Jビザ用米国民間医療保険の解説:VisitorsCoverageのStudy USA
VisitorsCoverageのStudy USAは、複数の米国大学がJ-1 Exchange Visitorに案内している米国民間医療保険です。
Standard、Preferred、Platinumの3つのプランがあり、いずれかを選択するようになっています。
保険期間の最長は、364日間です。
▼概要:
・引受保険会社: Lloyd’s of London - Syndicate 4141
・保険管理会社: Tokio Marine HCC MIS Group
・保険ブローカー: VisitorsCoverage
・保険タイプ: PPOタイプ
※提携医療機関利用時(提携)と非提携医療機関利用時(非提携)で給付・自己負担条件が異なります。
・補償限度額(1事故・1疾病):
【Standard】 $100,000
【Preferred】 $300,000
【Platinum】 $500,000
・免責金額(1事故・1疾病):
【Standard】 $100(提携)、$250(非提携)
【Preferred】 $50(提携)、$150(非提携)
【Platinum】 $25(提携)、$100(非提携)
・自己負担割合(提携):
【Standard】 20%(80%カバー)
【Preferred】 $25,000まで20%(80%カバー)
$25,000~補償限度額までは0%(100%カバー)
【Platinum】 $10,000まで15%(85%カバー)
$10,000~補償限度額までは0%(100%カバー)
・自己負担割合(非提携): Standard、Preferred、Platinum共通
0%(100%カバー)
・保険給付対象額: Standard、Preferred、Platinum共通
【提携】 Eligible expenses(保険給付協定額)として保険給付対象額の全額が支払われます。
【非提携】 保険管理会社がUsual, Reasonable and Customary Charges(URC)基準に照らし妥当と判断した金額が支払の対象となります。仮に、医療費とURC基準額との差額が発生した場合は、免責金額や自己負担割合とは別枠で自己負担となります。
・既往症:
【Standard】 12か月間の待機期間の後、$500を上限にカバーされます。
【Preferred】 6か月間の待機期間の後、補償限度額までカバーされます。
【Platinum】 6か月間の待機期間の後、補償限度額までカバーされます。
・妊娠出産費用:
【Standard】 $8,000を上限にカバーされます。
【Preferred】 $15,000を上限にカバーされます。
【Platinum】 $25,000を上限にカバーされます。
※妊娠が保険始期日以降に開始している必要があります。
・Repatriation of Remains:下記金額までカバーされます。
【Standard】 $25,000
【Preferred】 $25,000
【Platinum】 $50,000
・Medical Evacuation:下記金額までカバーされます。
【Standard】 $250,000
【Preferred】 $500,000
【Platinum】 $500,000
・保険料:例えば、本人+配偶者+子供2名の場合
【Standard】 $4,267.44/364日(2020年)
【Preferred】 $5,217.48/364日(2020年)
【Platinum】 $5,956.40/364日(2020年)
※本人が35才から39才の場合です。
▼ここに注目!
★ 非提携医療機関利用時の自己負担割合が0%となっておりますが、非提携医療機関利用時の医療費が全額カバーされるということではなく、URC基準額の100%がカバーされるということになります。医療費の高い米国では、医療費とURC基準額との差額は相当な自己負担になる可能性がありますので、注意が必要です。
★ 各プランとも、免責金額が「1事故・1疾病ごと」になっており、新たな傷病が発生するたびに免責金額までは保険が使えません。
【情報ソース】