2025.04.08 【特集】家族総合賠償責任と米国自動車保険② ≪あなたの自動車保険⇒〇?、✕?≫
【自動車保険加入例:✕】
渡米後、カーディーラーで車を購入し、自動車保険の手配も同時に頼んだところ、後日、保険会社から送られてきた保険証書には以下の条件が記載されていました。
・対人:$100,000/1名、$300,000/1事故
・対物:$50,000/1事故
実は、この条件は米国では至って一般的なものです。
米国では、日本のような強制保険(自賠責)がなく、州ごとに定められた最低保険条件を満たす自動車保険に加入すればよいとされています。
自動車保険の対人と対物の補償限度額は、日本よりもかなり低く抑えられています。賠償意識の高い米国では自動車保険の限度額一杯まで訴えてくるので、保険会社は高目の限度額の設定を避ける傾向にあるようです。
対人:$100,000/1名では少なすぎる!と思われるかもしれませんが、これが米国ではスタンダードなのです。
▼上記条件でもし対人事故が発生したら:
例えば$500,000/1名の対人事故が発生した場合、自動車保険からは$100,000しか支払われません。では、家族総合賠償責任からいくら支払われるでしょうか?
$500,000と$250,000(自己負担額)の差額の$250,000が支払われます。
ということは、自動車保険からの$100,000と家族総合賠償責任からの$250,000の合計$350,000しか支払われないということになり、$150,000は自腹になってしまうことになります。
≪結論≫
JALファミリークラブ海外赴任者総合保障制度の加入者は、自動車保険の対人を必ず$250,000以上/1名*にしておく必要があります。
*$250,000以上/1事故ではありません!
▼上記条件で、もし対物事故が発生したら:
対物$200,000の事故が発生した場合はどうでしょうか?
自動車保険からは$50,000が支払われ、家族総合賠償責任からは一銭も支払われませんので、$150,000は自腹になってしまいます。
≪結論≫
JALファミリークラブ海外赴任者総合保障制度の加入者は、対物も$250,000以上にしておく必要があります。
(注)米国の保険会社には$250,000以上の対物を売らないところもあるようです。
【自動車保険加入例:〇】
JALファミリークラブ海外赴任者総合保障制度の加入者は自動車保険と家族総合賠償責任との間の空白(自腹ゾーン)を回避する為に、以下のどちらかの条件の自動車保険に加入する必要があります。
☆プラン①(Combined Single Limit/CSLタイプ):
$250,000以上/CSL
☆プラン②(Sprit Limitsタイプ):
対人:$250,000以上/1名、$500,000以上/1事故
対物:$250,000以上/1事故
プラン①($250,000以上/CSL)を提示してくる保険会社は少ないようです。ほとんどがプラン②です。
例えば下記のような条件であればOKとなります。
対人:$300,000/1名、$500,000/1事故
対物:$250,000/1事故
せっかく「家族総合賠償責任」(自動車保険の上乗せ補償)付きのJALファミリークラブ海外赴任者総合保障制度に加入されたのですから、自動車保険の補償限度額との間の自己負担ゾーンが発生しないように自動車保険に加入された方が宜しいかと思います。
【グローバルプロテクションからのご提案】
家族総合賠償責任の自己負担額(対人・対物の共通限度額:$250,000)を満たす自動車保険に確実に加入する為には、この条件を熟知した保険代理店、しかも日本語が通じる担当者に頼むのが一番安心です。
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これまで数多くのご契約者にご利用頂いており、米国の保険に精通した日本人スタッフが対応致します。
提携先の日系保険代理店は、JALファミリークラブ海外赴任者総合保障制度の加入者が渡米後自動車保険を申し込む際に必要とされる「自動車保険の『$250,000以上/1事故(対人・対物事故共通)」について熟知しており、その条件で保険の見積りを提示致します。
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